ミレニアル世代の宿泊特化型ホテルの共用部にFLOW MAP 4D(デジタルサイネージ)が最適な理由

2019年8月に開業したホテルタビノス様に弊社のデジタルサイネージ「FLOW MAP 4D」を導入しました。「FLOW MAP 4D」が移動の拠点となる場所に有効なデジタルサイネージのソリューションなのか?
実際に導入して色々と整理できてきた部分もあるので書き留めておこうと思います。

<目次>
1:デジタルサイネージにどんな役割を担わせるか?
2:自分ごと化することによるサイネージとの距離感と知識の共同化
3:スマホでいいんじゃないの?
4:まとめ

1:デジタルサイネージの役割

宿泊特化型ホテルの共用部に設置するデジタルサイネージにどんな役割を担わせるかは、そのホテルのスタッフの役割も考えて設定する必要があります。例えば、チェックイン業務やお預かりする荷物などを自動チェックイン機・自動ロッカーなどを活用し、スタッフはお客様とのコミュニケーション活動を中心に設計される場合と極力スタッフの配置をせずにほとんどの業務を自動化する場合とがあるかと思います。前者であれば、スタッフとともにお客様がデジタルサイネージを活用し、周辺の観光や飲食店などをご案内することを前提にUI/UXを設計します。一方でスタッフを介在させない場合では、お客様一人でデジタルサイネージに接することになるため、
・タッチできるのか、できないのか?
・どんな体験やサービスが提供されるものなのか?(観光案内なのか、ホテル設備の案内まで含むのか)
を丁寧に導けるUI/UXが必要になります。

2:サイネージとの距離感と知識の共同化

スタッフとお客様の関係性がどちらの場合にせよ、デジタルサイネージを運用するのは現場のスタッフが中心となります。(例えばシステムを起動させたり、電源を切ったり、物理的な不具合を見つけたりなど)そのため運用で大切なのは、現場のスタッフの皆さんにも「デジタルサイネージを気に掛けてもらうこと」です。デジタルサイネージが業務シナリオの中でしっかりと機能しないとせっかく導入しても効果が発揮されないかもしれません。

FLOW MAP 4Dではスタッフ用の管理画面があり、スタッフオリジナルの観光情報や飲食情報などを掲載できる機能があります。メジャーな観光スポットだけではなく、「ホテル近くの公園から見る夕日が綺麗!」や、「近くのコンビニのタマゴサンドがうまい!」「フランスからの観光客になぜか人気のラーメン屋さん」などホテルのスタッフだからこそ知っている情報を入力することができます。そうすると、サイネージは自分のとっておきの情報をお客様に提案する装置として位置付けられるため心理的な距離感も埋まり「気に掛ける」存在として運用してもらえます。
(自分が頑張って入力した情報でお客様が喜んでくれるのって入力したスタッフも嬉しいはず)

また、各ホテルのスタッフの「とっておきの情報」がデータベースとして蓄積してくので、新しく入社したスタッフに対して先輩スタッフの生のインプット情報としても共有でき、ホテル全体のコンテンツ資産としてデジタルサイネージ以外のメディアにアウトプットできる可能性が広がります。

3:スマホでいいんじゃないの?

デジタルサイネージではなく、スマホでいいんじゃない?という声もよく聞きます。たしかに、情報の検索や目的への最適な道案内などはあスマホで十分、というかスマホ必須となるでしょう。目的地が明確にわかっている場合(例えばこのラーメン屋さんに行きたい!など)はスマホです。ですが、FLOW MAP 4Dなどのデジタルサイネージは大きな画面だからこそ仲間とワイワイと探索したり、ここでしか見れないスタッフオリジナルの情報を見たり、「ここで夕食を食べてその後ここから夜景を見る!」といった物語(寄り道・道草)を提案することが可能です。電車やバスなどの運行情報やお天気など様々なコンテンツをAPI連携し提供できるのも特長です。サイネージで閲覧した観光情報もQRコードを付帯させているので、気になった場所は自分のスマホに情報を取り込むこともできます。決してスマホとの対立構造ではなく、スマホとも連携し効果を発揮できます。また、大型のデジタルサイネージが共用部にあることでホテルのアイコンとしても機能します。

4:まとめ

ホテルなど移動の拠点となる場所でのデジタルサイネージは、一部の機能だけが切り取られて提案されがちです。一部の機能ではなくホテル共用部に必須のファシリティとしてデジタルサイネージを考えてみること。どんな役割を担わせてお客様に何をご案内するのか、という体験のデザインや現場スタッフが自分ごと化して運用できる仕組みのデザインの話が抜けおちてしまうとせっかく導入したデジタルサイネージも有効活用できません。

FLOW MAP 4Dはマップ型のデジタルサイネージのプラットフォームとしてホテルの役割に応じたUI/UXを提供し、運用するスタッフも気になる仕組みとして機能することができます。パッケージングされているためゼロベースから開発することなくスムーズに導入することが可能です。
ぜひ移動の拠点となる場所で最適なファシリティとしてご活用ください!詳細・お問い合わせはこちらまで!

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